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学びのクリエイターになる!実行委員会が企画協力!

【対面+オンラインで開催】 
社会教育の再設計 ~未来への羅針盤をつくる 知の冒険~
シーズン5〈Final〉まとめの会 募集中!

社会教育はこれからどうなるの?
~社会と社会教育のこれからを考える~

 

【趣旨】
 2023年6月に閣議決定された第4期教育振興基本計画では、社会教育概念の定義が新たに示されています。それは、人々の「つながり」や「かかわり」の土壌を耕す営みであり、社会教育によって耕された土壌の上につくられる「つながり」や「かかわり」がコミュニティの基盤となり、ひいてはこの社会の基盤となるという規定です。社会教育は、それまでの、いわば学校を中心とする社会において、学校以外の場において主に成人を対象として行われる組織的な教育活動という定義を脱して、この社会になくてはならない営みだとされたのです。

 この議論は、それまでのつながりをつくることで、ひとを育て、地域をつくる社会教育の在り方に関する議論や、コロナ禍を経験することによって提唱された命を守る社会教育の議論などを経て、そして制度化されることによって急速な広がりを見せている社会教育士(称号)の展開によって議論が可能となった「学び」の担い手論を背景として、2024年6月の文科大臣諮問による社会教育の在り方の再検討へとつながっています。この諮問はまた、社会教育の担い手論の拡大を受けて、「人を中心とする社会教育」の在り方を検討し、新たな社会教育の方向性を示すことを中央教育審議会に求めています。

 このような社会教育の展開は、当然ながら、日本社会の構造的な変容を背景に持っています。社会教育はこの社会の「地下水脈」(鈴木健次郎)として、社会の在り方と不即不離の関係において、その在り方を変化させてきているのです。

 これまでこの公開講座「社会教育の再設計」シリーズでは、シーズン1からシーズン4まで、社会教育はどうそのあり方を変えてきたのか、実践の現場ではどのような活動が繰り広げられているのか、それはどのような影響を社会に与えつつあるのか、私たちは社会教育をどうとらえたらよいのか、をさまざまな事例をもとに考えてきました。今回シーズン5はこの「社会教育の再設計」シリーズの「まとめ」の回となります。そこでは、これから社会教育はどうなっていくのか、このことを、これまでの議論をもとにして、そして昨今の新たな動向を受けとめながら、議論したいと思います。

(日 時)2025年1月21日(火)18時〜21時

(場 所)東京大学教育学部158講義室+ラウンジ

(形 式)オンライン(ウェビナー)

(登壇者)吉田博彦さん(特定非営利活動法人教育支援協会代表理事)、山崎亮さん(コミュニティデザイナー)、 牧野篤さん(東京大学大学院教育学研究科 教授)

(定 員)オンライン参加200名

(参加費)無料(事前申込が必要です)

主催:東京大学社会教育学研究室

協賛: YS市庭コミュニティ財団「知の冒険事業」

企画協力:学びのクリエイターになる!実行委員会、 日本青年館『社会教育』編集部 、特別区社会教育主事会

こんな方にお勧め!

社会教育関係職員・行政職員、社会教育士、市民活動・NPO・企業等関係者、社会教育に関心ある市民・学生など

社会教育とは何かを改めて考え直し、現代社会における社会教育をどのように再構築していくか」をテーマに、東京大学大学院教育学研究科の公開講座として、雑誌社会教育編集部、特別区の社会教育主事や地域で社会教育実践をされている市民の方たちと「社会教育の再設計」を開催しています。これまでの講座の内容を書籍としてまとめています。シーズン5の参考図書としてぜひご一読ください!

シーズン1のテーマは、「社会基盤としての社会教育再考」(東京大学で対面実施)
 地域を経営する、自治につながる学びを模索していく方向性を確認しました。

シーズン2のテーマは、「多様な実践者がひろげる社会教育」(オンライン開催)
 シーズン1の方向性を踏まえつつ、地域で実践しているゲスト講師の話を聞きながら、解決に役立つ 社会教育について学びました。

シーズン3のテーマは、「社会教育を拡張する草の根の取り組み」(オンライン開催)
 まちの中に、公民館「的な」もの、社会教育「的な」ものを私設の場として作り、多世代が集い学び合う関係を育む中から、価値創造的な小さなコミュニティを生み出している方たちのお話を伺いました。

 

 

◎地域で学びをゆたかにする講座「学びのクリエイターになる!」
の報告書が出版されました。

学びを創るヒントが満載です。生涯学習に関わる市民・関係職員の皆さん、ぜひ、ご覧ください。
ご注文は、全国各地の書店、または日本青年館(TEL 03-6452-9021)まで。

※【どんな本?】※

東京23区の社会教育主事の有志が、
「小さなコミュニティを大事にする」
「これからの社会をつくる学びを提案する」
「地域づくりをバックヤードで支えるクリエイターになる」を
『軸』に12回連続講座を企画・実施し、その成果をまとめました。

学びのクリエイターになる!報告書

『学びのクリエイターになる!』
2018年9月刊行
編集:「学びのクリエイターになる!」実行委員会

発行:一般財団法人日本青年館「社会教育」編集部
〒160-0013 東京都新宿区霞ヶ丘町4-1
TEL: 03-6452-9021   /  FAX: 03-642-9026

定価1,080円(本体1,000円)
ISBN 978-4-7937-0137-5

主催:学びのクリエイターになる! 実行委員会
代表  近藤 真司(一般財団法人日本青年館「社会教育」編集長)
プログラム ディレクター 特別区社会教育主事会有志 0B・0G


◎明日の社会をつくる学び 〜東京の社会教育の最前線!〜
2017 年と 2018 年に開催した「東京コンファレンス」の成果をまとめた映像が完成しました。
このコンファレンスは、「学びを通じた地方創生」を目指した文部科学省の委託事業を活用した取り組みです。
社会教育職員や学習支援者、ボランティア・市民活動関係者、大学関係者等が「オール東京」で集い、 社会教育の枠を越えて多様な取り組みをつなぎあい、学び合うことで、東京の〈社会教育〉に新たな展開を創造・共有することを目指しました。
この3本の映像は、それらの実践の価値、魅力を発信するためのものです。
ぜひご覧いただき、さまざまにご紹介いただけると嬉しいです。

■つどい、つながり、ひろげる-「東京コンファレンス」の挑戦」-2018(10 分)

■小さな学びを育みあいながら-「東京コンファレンス」の新しい試 み-2017 (6 分)

■学び合いが拓く持続可能な社会「東京コンファレンス」-2017(21分)